EU、ロシア大使召喚 EU当局者のロシア入国禁止を非難

[ブリュッセル 3日 ロイター] – 欧州連合(EU)は3日、ロシアが8人のEU当局者を入国禁止にしたことを非難するため駐EUのロシア大使を召喚した。ロシアは入国禁止について、EUがロシア人に対して制裁を科した報復措置と述べている。

EUとロシアの外交関係は年明けから緊迫化している。EUの上級代表者がロシアを訪問中にロシアがEUの外交官を国外追放。EUは、ロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏の釈放を求め、人権侵害を理由にロシア当局者をブラックリストに追加し、ロシアを怒らせた。

EUのスターノ報道官は記者会見で「ロシア大使を召喚した。午後に欧州委と欧州対外行動庁(EEAS)の幹部と会うことになる。強い非難と反対の意を伝える」と述べた。「ロシアの行為は法的な説明がつかない。ロシアの報復措置は明らかに政治的動機に基づいており、法的に正当化することができない」と指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
国内ではファイヤーフォールを敷き、海外では世論戦を仕掛ける中共。では、中共のプロパガンダをいかに見分ければいいのか。習近平個人への批判は避けたり、法輪功迫害などの人権問題に沈黙する言説を流す人物は、中共の買収されているあるいは影響下にある可能性があると専門家はいう
中国共産党の日本への渡航自粛呼びかけで、打撃受ける中国系企業はどこか
世界が注目。ブルームバーグが選ぶ2026年の旅行先に台湾。夜市の熱気と食文化で、台北が存在感を強めている。
ロシア連邦捜査委員会は22日、モスクワで車爆弾が爆発し、ロシア軍参謀本部の高官が死亡したと発表した。当局は殺人事件として捜査を進めている
香港で12月18日、現金約10億円が奪われる強盗事件が発生。警察は15人を逮捕したが現金は回収されておらず、計画的犯行として捜査を続けている。