【医学古今】
慢性中耳炎の鍼灸治療
慢性中耳炎で鍼灸治療に来られる方は、さほど多くはありません。鍼灸で中耳炎の治療ができることを知らず、鍼灸治療を受けることを思い付かないためです。しかし実際は、中耳炎も鍼灸治療の適応症の一つです。最近このような患者さんを治療して、良い効果が得られました。
50代の女性で、慢性中耳炎のため何回も鼓膜切開手術を受けている方がいました。中耳の中にどろどろした液体が溜まり、鼓膜切開をしてもなかなか取れません。耳鳴りもあり、聴力が徐々に低下していると感じておられました。また、耳の他に喘息も患っており、副鼻腔炎で手術を受けたこともあります。
鍼灸医学の経絡理論から考えると、耳の周りに廻る経絡は太陽小腸経(たいようしょうちょうけい)、少陽胆経(しょうようたんけい)と少陽三焦経(しょうようさんしょうけい)で、臓腑理論から考えると、耳は腎臓の外竅(がいきゅう)で、その機能は腎と密接に関連しています。さらに喘息、つまり慢性的な肺臓の機能異常は、金(肺)水(腎)相生の五行理論に照らし合わせると、腎の機能に必ず影響を与えています。
関連記事
ステーキより安いレバーに、実は豊富な鉄分やビタミンが。捨てていた部位を見直すと、食費にも体にもやさしい食べ方が見えてきます
夏の肌は、紫外線と冷房で思った以上に乾きがち。メロンやスイカなど、食べて潤す5つの瓜類を紹介します
「一度老化した細胞は、もう若返らない」――そんな常識を覆す研究結果が注目されています。老化した細胞が免疫細胞の働きによって幹細胞へ戻り、傷ついた組織を修復する驚きの仕組みとは?将来の再生医療を変える可能性に迫ります。
骨密度アップに必要なのはカルシウムだけではありません。栄養士が教える5つの重要栄養素と、器具不要で始められる自重エクササイズ6選をわかりやすく解説。骨粗しょう症が気になる方にもおすすめです
「いつかやりたい」と思いながら、先延ばしにしていることはありませんか?本を読む、友人に連絡する、旅に出る、運動を始める――人生を変えるのは、大きな決断より「今日やってみる」という小さな一歩かもしれません。今すぐ始める7つの方法とは?