北京の医師、中国のがん治療の闇を暴露 「過剰治療が横行」

北京大学第三病院の腫瘍内科医である張煜(チョウ・イウ)氏は先月、中国のがん(悪性腫瘍)治療業界の闇を暴露し、話題となった。その後、中国の保健当局が介入し、がん治療は「おおむね規範通り」に行われているとの見解を発表。これに異議を唱えた張氏は、当局の専門家を交えた公開討論会を呼びかけた。

中国政府の公式統計によると、2020年の中国におけるがん罹患者数は457万人、がんによる死者数は300万人だった。張氏は4月18日、中国最大のQ&Aプラットフォーム「Zhihu(知乎)」への投稿で、中国のがん死亡率の高さは、治療が困難な一部の末期がんを除いて、(金儲けを目的とする)過剰治療によるところが大きいと指摘した。

張氏によると、製薬会社からのキックバックを増やすために、がん患者に高額な薬を処方したり、不必要な治療を強要したりする医師が多い。その結果、がん治療には費用がかかるだけでなく、効果も期待できない。多くのがん患者は、騙されることを恐れ、通常の病院で治療を拒むことがある。

▶ 続きを読む
関連記事
最近「成都市高等教育機関集積エリア周辺のホテルが盗撮多発地帯」との話題がSNSで拡散し、注目を集めた。背後にある闇のビジネスの実態について、番組「中国解密」の司会者クリス・チャペル氏に話を聞いた
米国家情報長官室は18日、世界の脅威について2026年の年次報告書を公表した。34ページに及ぶ報告書は、CIAやNSAなど米国の情報機関が取りまとめ、中国共産党による台湾侵攻が米国および世界にもたらす潜在的脅威を明確に示している。
江沢民派のフィクサー、曽慶紅。豪邸購入や国有資産横領にまみれた一族の腐敗から、南アフリカでの暗殺未遂、臓器収奪への関与まで、その権力掌握の足跡と法輪功迫害に加担した「血債派」の闇の真相に迫る
最近、中国企業による米国上場の動きが明らかに鈍化している。フィナンシャル・タイムズの報道によると、今年に入ってからニューヨークで新規株式公開(IPO)を完了した中国企業はわずか2社で、前年同期の19社から大幅に減少した
中国共産党(中共)の「両会」は12日に閉幕し、すでに10日が経過したが、中共の党首習近平は、例年通り3月中旬に北京を離れて視察を行うことがなかった。これがメディアの注目を集めている。