2008年に発生した四川大地震で、校舎の倒壊により亡くなった子どもたちの遺影 (Paula Bronstein/Getty Images)

四川大地震13周年、保護者ら「責任を問い続ける」

7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。

米ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、地元当局は今年も、今までと同様に追悼集会の周りに警官隊や私服警官を投入し、保護者らを監視していた。

保護者の周興蓉さんは、「政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、中学校跡地への通りを全部封鎖した。今年は跡地に入って子どもたちを弔うことができなかった」と話した。周さんによると、一部の保護者は警官隊と口論になった。

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四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。