ハマス使用のシリア製ロケット弾、中国企業開発がモデル
イスラエルと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織「ハマス」の大規模な軍事衝突が続いている。中国共産党政権は以前から、シリアや中東武装組織を支援してきた。今回、ハマスが使用しているロケット弾も中国企業が開発したものがモデルとなっている。
10日以降、ガザ地区から1500発以上のロケット弾がテルアビブなど都市部に向けて発射された。イスラエル軍は迎撃システムを駆使し、さらに14日にはハマス司令部に対して砲撃を開始した。双方は攻撃を維持する意向を示しており、全面紛争の様相を呈している。
イスラエル国防軍 (Israel Defense Forces)のスポークスマンであるピーター・ラーナー(Peter Lerner)氏によると、ハマスが現在保有しているのはシリア製の「M-302ロケット」だという。「M-302ロケット」の前身は中国の四川航空工業総公司によって開発された「衛士(Weishi-2、WS-2)」で、シリアはそれを元に「M-302ロケット」を製造した。
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