朝食を上手にとることは、ダイエットにも、血糖値の安定にも有効です。(Shutterstock)
「朝食ぬき」は、なぜ太りやすいの?

ダイエットの手始めは「朝食を上手に食べること」

健康な一日は、適切な朝食から始まります。朝食をとらないと、かえって太りやすくなったり、午前中の仕事に集中力が出なかったりと体調を崩しやすいもの。漢方医師・杜美賢氏が、ダイエット効果も高く、血糖コントロールにも役立つ「朝食のとり方」をご紹介します。

日本の力士は、朝食をとらないで毎朝の猛稽古に臨んでいます。それは稽古後の食事を大量に食べて体を太らせる必要があるからですが、もちろん力士だからこそ求められることで、一般の人にあてはまるものではありません。ただ、朝食をぬいて、その分を後でたくさん食べることは「太るための方法」であることは、よく分かります。

人がもつ「生理時計」によれば、空腹感のピークは朝8時、昼12時、夜7時だそうで、もしもその時間にガマンして食べなければ、空腹感が無意識のうちに飢餓感となり、次の食事で大量に食べたくなります。そのため、特に朝食は「生理時計」に随い、起床後1~2時間以内に食べるようにしたいものです。

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