中国・雲南省の鉱山、新型コロナ起源探しで注目
[上海 9日 ロイター] – 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、2012年に中国・雲南省の鉱山で作業後に体調が悪化した作業員6人の情報を公開するよう中国に求めており、新型コロナウイルス感染症(COVID─19)の起源を探す上で重要な取り組みの1つとして注目を集めている。
これらの作業員は年齢が30歳から63歳で、12年4月にこの銅鉱山でコウモリのふんの除去作業を行った。数週間後に、しつこい咳や高熱、頭痛、胸の痛みなどの症状により、雲南省の省都・昆明の病院に入院。最終的に3人が死亡した。
問題の鉱山がある中国南西部の墨江は、新型コロナウイルス感染症が最初に見つかった武漢から1500キロほど離れている。
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