現時点でワクチン接種率が最も高い2つの国はイスラエルとセーシェル。写真はセーシェルの街の風景。(Shutterstock)

ワクチン接種が最も速い2つの国 その明と暗

世界各国は今、可能な限り広範なワクチン接種によって、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の蔓延に歯止めをかけ、一日も早く集団免疫レベルに達することを望んでいる。現在、世界のワクチン接種率が最も高いとされる2つの国は、イスラエルとセーシェル。いずれも、すでに約60%の国民がワクチンを2回接種しているという。では、この2国において、ウイルスの感染状況はどのように変化したか。

世界で2番目に接種率が高いイスラエルでは、ウイルス感染によって発症する患者が今年1月から急速に減少した。イスラエルでは、主に米ファイザー社のワクチンを接種しているが、同時に米モデルナ社のワクチンも承認されている。5月上旬までに、イスラエル国民の58.8%が2回の接種を完了している。

1日に感染が判明した人数は、1月のピーク時の約1万人から最近では50~100人となり、目下さらにそれを下回って、ほぼゼロに向かっていると見られている。

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