米国のソン・キム北朝鮮担当特使(右)が19─24日の日程で韓国を訪問し、日本を含めた3カ国による高官会合を開催すると、韓国外務省の高官が16日明らかにした。写真は5月21日、ホワイトハウスで撮影(2021年 ロイター/Jonathan Ernst)

米の北朝鮮特使が今週末から訪韓、日本含め会合へ=韓国高官

[ソウル 16日 ロイター] – 米国のソン・キム北朝鮮担当特使が19─24日の日程で韓国を訪問し、日本を含めた3カ国による高官会合を開催すると、韓国外務省の高官が16日明らかにした。

共同通信によると、バイデン政権は北朝鮮に非核化に向けた対話を呼び掛けているものの実現していないことから、高官会合では今後の対処を検討するとみられる。

会合には、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長と韓国の魯圭悳・朝鮮半島平和交渉本部長が出席する見通し。

キム特使による訪韓は初めて。韓国の文在寅大統領は5月に訪米し、バイデン大統領との首脳会談で両国の強固な同盟関係を確認すると同時に、北朝鮮核問題や新型コロナウイルス対策など幅広い協議を行った。

米国務省はキム特使の韓国訪問について、現時点で予定はないと説明。ただ同省報道官は、北朝鮮の金正恩総書記が今週、新型コロナ流行や昨年の台風被害により食糧事情が切迫していると発言したことについて、「北朝鮮のような国と意見が合わない場合でも、国民の苦難を和らげるための取り組みは支援する」とし、国際的な人道支援は引き続きサポートする考えを示した。

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