6月16日、米南西部の多くの地域ではこの3日間、猛烈な暑さに見舞われており、各地で過去最高気温を記録した。写真はカリフォルニア州 で昨年8月撮影(2021年 ロイター/Mike Blake)

米南西部で猛暑、過去最高気温を記録 「命に関わる」と当局警告

[ロサンゼルス 16日 ロイター] – 米南西部の多くの地域ではこの3日間、猛烈な暑さに見舞われており、各地で過去最高気温を記録した。当局は猛暑警報を発令し、エアコン使用急増などにより電力需要が増えたことから節電が呼び掛けられている。

米国立気象局の気象学者エリック・ショーニング氏は、モンタナ州やアイダホ州などの北部の州では猛暑が多少和らぎつつあるものの、カリフォルニア州や南西部の一部では気温上昇が続くとの見方を示した。

「西部では長期にわたる熱波が発生している。南西部からカリフォルニア州にかけては、週後半もまだ気温が上昇するだろう」と語った。

ユタ州ソルトレークシティーでは15日、気温が華氏107度(摂氏42度)に達し、1894年の記録開始以来の最高に並んだ。アリゾナ州フェニックスでも同日、過去最高に並ぶ華氏115度を記録。ネバダ州とアリゾナ州の州境に近いモハーベ砂漠にあるカリフォルニア州ニードルズでは華氏121度まで上がり、過去最高タイとなった。

国立気象局は西部全域に猛暑警報を発令。危険な状況であり、命に関わることもあると警告した。16日午後の時点では、猛暑による死者は報告されていない。

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