中国国営メディア、インド軍の爆弾投下映像を盗用か 軍事力の誇示に利用
中国国営メディアはこのほど、国産戦闘機の殲-10(J-10)と人民解放軍空軍のパイロットを紹介するビデオを公開した。しかし、映像の一部は、インドのテジャス(Tejas)戦闘機の映像を盗用したものだと、ネットユーザーに指摘された。
殲10(J-10)は、人民解放軍の主力戦闘機の1つとされている。中国中央電視台(CCTV)が所有する中国国際テレビネットワーク(CGTN)は27日、共産党政策のなかで活躍する人物を取り上げるプロパガンダ番組「人民の味方」のなかで、空軍パイロットとして15年務めるFei Dong氏について放送した。
このなかで、殲-10が爆弾を投下する様子が映し出されていた。しかし、この映像は2013年に行われたインド空軍のテジャス戦闘機が行なった訓練の映像だったと、ツイッターのユーザーから指摘された。この後、CGTNは該当の映像を映した投稿を削除した。
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。