7月7日、米南部フロリダ州サーフサイドのマンションが崩落した事故で、救助隊は新たに18人の遺体が発見されたと発表した。サーフサイドのマンション崩落現場で6日撮影(2021年 ロイター/Marco Bello)

フロリダ州マンション崩落、捜索を打ち切り 生存者見込めず

[サーフサイド(米フロリダ州) 7日 ロイター] – 米南部フロリダ州サーフサイドのマンションが崩落した事故で、当局は7日、捜索活動を打ち切ったと発表した。マンションは垂直に崩れ落ち、低層階は押しつぶされているため、生存者の発見は見込めないとしている。

東部時間8日午前0時以降は復旧作業に切り替える。

地元マイアミデード郡のトップ、ダニエラ・カバ氏は会見で「あらゆる手段を尽くした。これ以上何をしても、失われた人々は戻ってこない」と述べた。

事故から約2週間が経過し、これまでに54人の死亡を確認。救助隊は7日、新たに18人の遺体が発見されたと発表した。

依然として86人が行方不明となっているが、当局によると、このうち何人かは別の場所で発見されたり、二重にカウントされている可能性があるという。

地元救助隊の当局者はこれに先立ち、行方不明者の家族に対して、生存者がいる確率はほぼゼロに近いため、復旧作業に切り替えると説明していた。

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