東南アで中国製ワクチンに疑いの目、欧米製追加も検討
[バンコク/ジャカルタ 8日 ロイター] – インドネシアとタイは、中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナワクチンの効果に疑念があるとして、同ワクチンを接種済みの医療関係者に対して欧米製ワクチンの追加接種を検討している。シノバック製は両国の接種計画を支えてきたが、今後は国民の間で信頼が薄れそうだ。
中国製ワクチンを巡っては、より感染力の強い変異株への効果が低いのではないかとの懸念が広がり、すでにトルコやアラブ首長国連邦(UAE)など複数の国が、中国製を接種済みの人への欧米製の追加接種を開始した。
ただ、東南アジア諸国が直面している課題ははるかに大きい。多くの国は欧米製ワクチンの供給が少ないため中国製への依存度が高く、接種率は10%以下と低い。
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