2021年3月、北朝鮮の平壌の建設現場で作業する男性(Photo by KIM WON JIN/AFP via Getty Images)

北朝鮮の食糧難深刻 国民に自給自足呼びかける

北朝鮮は、今後3年間ほど続く可能性のある長期的な食糧不足に備えるために、自給自足を国民に呼びかけた。しかし、国民は政府の責任逃れに不満が高まっているようだと、同国の情報筋がラジオ・フリー・アジア(RFA)に語った。

国際連合食糧農業機関(FAO)は5日付の報告書で、「北朝鮮では今年86万トンほどの食料が不足する」との分析結果を公表した。つまり、今年は2-3カ月分の食料が足りなくなる計算だ。


RFAが4月に報じたところによると、当局は国民に対し、数百万人が犠牲になったとされる1994年から1998年の飢饉に匹敵する経済困難に備えるよう警告している。また与党の朝鮮労働党は、国民に自分で食糧を賄うように呼びかけているという。

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