タイ・バンコクのセンティップ・スポーツグラウンドにある仮設診療所で、中国シノバック製ワクチン投与の準備をする医療従事者=2021年4月7日(MLADEN ANTONOV/AFP via Getty Images)

中国シノバック製ワクチン「40日毎に抗体50%減」 タイ、混合接種へ

タイの学術機関による研究では、中国シノバック社が製造したワクチンを2回接種して60日後には、40日ごとに抗体が50%ずつ低下することが分かった。タイ当局は、予防効果を高めるために、シノバックワクチンを接種した人に、2回目には英アストラゼネカ(AZ)製ワクチンを使用する「混合接種」を承認した。

この研究は、タイのタマサート大学と国立遺伝子工学・バイオテクノロジーセンターが行ったもの。研究チームの責任者であるアナン・ジョンカイワッタン(Anan Jongkaewattan)氏がFacebookで結果を発表した。

ジョンカイワッタン氏によると、研究チームはシノバックワクチンを2回接種した500人を対象に調査を行ったところ、被験者の抗体は40日ごとに50%ずつ減少し、1回目と2回目の間に60日以上経過した人は、60日未満の人に比べて抗体の数が少ないことが分かった。

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