地図では見つけられない蝦国の王女の夫になってしまった学生
唐の則天武后の時代に、ある唐の学生が新羅の使者と一緒に航海に出ましたが、途中、嵐に遭遇し、ある場所に流されました。
この国は非常に特殊で、老若男女を問わず、みんな長いヒゲを生やしており、人々が話す言葉は唐の時代の言語に似ています。この国は長須(ながす)国と呼ばれ、扶桑の諸島あたり(日本の近く)に位置しています。
長須国は農産物が豊富で、家並みも役人の名称も中国とは異なりました。そして、みんながこの学生に敬意をもって接してくれました。
ほどなくして、「長須国の王が君に会いたい」と、数十両の王宮の馬車がやってきました。学生は馬車と一緒に2日間旅をして、3つの城を通過し、ようやく兵隊に守られた城門にたどり着きました。
使者に導かれて広々とした高尚な宮殿に入ると、その先には威厳のある男性がいました。そう、この方がこの国の王なのです。
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