【掌編小説】牛刀という道具  『荘子』より

東京の小田急線の車内で凶漢が刃物を振り回し、乗客10人を切りつけたという。

犯行につかった凶器は調理用の「牛刀」だと言うから、あきれ果てる。正しく使えば、これほど人を幸せにする道具はないのに、こともあろうに人を傷つけるとは何事か。

言うまでもないが、日本語では、調理につかうナイフのことを包丁(ほうちょう)という。なぜ包丁というのか。そんなことは知らなくても、きちんと料理がつくれれば良いのだが、思いもかけない反社会的なニュースがあり、しかも「牛刀」の名称が聞こえてきたので、牛刀の誇りと名誉のため、ここに一編書き残しておきたい。

▶ 続きを読む
関連記事
春が旬のアスパラガス。実はおいしいだけでなく、腸や骨、細胞の修復まで支える栄養の宝庫です。健康効果を最大限に引き出す食べ方や、意外と知らない活用法も紹介します。
「変わりたい」と言いながら、なぜ同じ行動を繰り返すのか。自分を知る鍵は、言葉ではなく行動にあります。
「普段は健康的に食べているから大丈夫」――そう思っていても安心できないかもしれません。最新研究で、身近な超加工食品が注意力や脳の健康に静かに影響する可能性が明らかになりました。
眠れない夜は、体の緊張や頭の興奮が続いていることも。就寝前に試したい、心身をゆるめる5つのエクササイズを紹介します。
便秘は食物繊維不足だけが原因ではないかもしれません。最新研究で、ある身近なビタミンが排便回数や腸の動きに深く関わる可能性が判明。腸と遺伝子の意外な関係にも注目が集まっています。