写真:インドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相[右]と共に記者会見に臨むアントニー・ブリンケン国務長官(AFP/GETTY IMAGES)

コロナ流行から核開発問題まで 印太を歴訪した米国上級外交官ら、提携を強調

いまだ収束を見ない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックから北朝鮮の核開発問題に至るまで、多くの脅威に米国が直面する中、「米国は提携諸国と協力して救命活動に勤しみ、繁栄・発展を推進する」という共通目標の促進を目指して、2021年7月に米国防長官と上級外交官がインド太平洋諸国を歴訪した。

米国国防総省がニュースリリースで発表したところでは、米国はパンデミック対策に関して酸素生成装置、検査装置、人工呼吸器、個人用保護具(PPE)、ワクチン保存用冷蔵庫などの重要物資を同地域に早急に供給することに取り組んでおり、被害の大きいインド太平洋地域には後方支援と移動診療所も提供している。

ロイド・オースティン(Lloyd Austin)米国防長官がシンガポールで行った演説では、現在、米国はワクチンも供給している。 オースティン国防長官は、「来年中に世界各地にワクチン5億回分を供給することを誓約した[ジョー・]バイデン政権は、インド太平洋を最優先地域と考えている」とし、「ご存知の通り、過去2ヵ月の間に米国はインドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、韓国、台湾、タイ、ベトナムなどの地域一帯に3,000万投与分を上回るワクチンを供給した」と述べている。

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