米紙ワシントン・ポスト(WP)は19日、モデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、若年の成年層を中心に心筋炎が起きるリスクがファイザー製よりも高いとする報告を受けて、食品医薬品局(FDA)などの米医薬品・衛生当局が調査していると伝えた。ニューヨークで1月撮影(2021年 ロイター/MIKE SEGAR)

モデルナ製ワクチンの心筋炎リスク報告、米当局が調査=報道

[19日 ロイター] – 米紙ワシントン・ポスト(WP)は19日、モデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、若年の成年層を中心に心筋炎が起きるリスクがファイザー製よりも高いとする報告を受けて、食品医薬品局(FDA)などの米医薬品・衛生当局が調査していると伝えた。

WPによると、関係者はこの件で結論はまだ出ていないと述べた。

衛生当局は6月、モデルナとファイザーのワクチンに付随する文書に、主に若い男性に心筋炎が起きるまれなリスクがあることを示す警告文を加えた。一方で、ワクチン接種の利益はリスクを引き続き上回ると説明した。

WPは関係筋の話として、モデルナ製ワクチンはファイザー製よりも心筋炎が起きるリスクが2.5倍高い可能性があると伝えた。

カナダの研究データは、モデルナ製ワクチンが、若年層、特に30歳以下の男性で心筋炎リスクがファイザー製よりも高い可能性を示した。

この報道について、モデルナとFDAからコメントは得られていない。

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