香港のビクトリア・ハーバーと香港島のスカイライン (後ろ) に面した九龍の尖沙咀(チムサーチョイ)海辺で傘を差す男性=2020年8月19日(Anthony Wallace/AFP via Getty Images)

中国、「反外国制裁法」香港導入に急ブレーキ 学者「外資撤退を懸念」

中国の立法機関である全国人民代表大会(全人代)常務委員会は20日、外国からの制裁に対抗する中国の「反外国制裁法」を香港にも適用する採決を見送った。中国当局は、経済的リスクを考慮し、緊急に採決を中止したとの見方が多い。

中国の国営メディアは17日、香港での「反外国制裁法」の実施について、20日の会議で審議すると発表した。

突然の法案棚上げに対し、会議に出席した香港全人代の譚耀宗副議長は、香港メディアに対し、「委員長会議では、当面、採決を行わず、関連事項の検討を続けることにした」と述べた。

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