カナダ上空で目撃された緑色のUFO

7月30日の夜、カナダの軍用機とオランダの民間機のパイロットが、「カナダ南東部上空で緑色の未確認飛行物体(UFO)を発見した」と報告した。

8月11日に登録されたカナダ政府の航空事故データベースによると、7月30日の夜、カナダ軍用機「CFC4003」とKLMオランダ航空「KLM618」の2機が緑色のUFOを目撃していた。

2機のパイロットは、カナダの大西洋沿岸のケベック州とニューファンドランド州の間に位置しているセントローレンス湾(Gulf of Saint Lawrence)上空の雲の中に明るい緑色の物体が飛んでいき、消えていくのを見たと報告している。

当時、カナダ軍機はオンタリオ州(Ontario)の基地からドイツへ、KLMオランダ航空機は米国ボストンからオランダのアムステルダムへ飛行していた。

カナダの航空・海事研究者であるステファン・ワトキンス氏(Steffan Watkins)は、UFOを目撃した際にカナダ軍機がコースを変更して1,000フィート(300メートル)上昇したとツイートしているが、これは衝突を避けるためか、さらに観察するためであろうとの見解が考えられている。

UFOの目撃情報を公に調査し、最近ではUFOに関する公式報告書を発表している米国国防省とは異なり、カナダ国防省はUFOにあまり関心がないようで、7月30日のUFO目撃情報を調査するつもりはないようだ。

カナダの広報担当者は、現地のVICEニュースの声明で、同国の空軍はUFOの目撃情報を追跡しておらず、「この件に関してさらなる調査を開始する意図も必要もない」と述べている。

「今回のケースでは、パイロットによる目撃情報が航空機に何らかの安全上のリスクをもたらしたという証拠はありません。 彼らは何かを見たのは確かだろう。そうでなければ通報しなかっただろうからだ。」と声明を発表した。

KLMオランダ航空については、7月30日に目撃されたUFOについての言及は得られていない。 

(翻訳者 田中広輝)