米、中国人留学生3人を強制送還 入国時に軍事訓練の写真見つける
中国外務省の公表によると、このほど中国人留学生が米国に入国する際、中国軍と繋がりがある疑いで入国を拒否された。外務省の汪文斌報道官は30日の記者会見で明らかにした。
報道官によれば、水際送還されたのは今月15日、米テキサス州ヒューストンの国際空港から入国しようとした3人の中国人学生。米国の入国管理局職員は3人が中国政府の資金援助を受けていることや、個人用スマートフォンの中に軍事訓練の写真が保存されていることを指摘した。3人は中国軍と繋がりを持つ可能性があり、「米国の国家安全に危害を与える」恐れがあるとして中国に送還された。
米トランプ前政権は昨年、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染拡大や中国人留学生によるスパイ活動を防ぐために、学生ビザ(Fビザ)の交付を一時停止した。米国務省のビザ交付情報によれば、2020年5月と6月の学生ビザ交付件数が最も少ない。この2カ月の間、学生ビザを取得した中国人学生はそれぞれ7人と8人だった。
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