中国の武漢ウイルス研究所(Wuhan Institute of Virology)(HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

「パンデミックに乗じて」裏目に出た中国共産党の行動 米専門家が語る

ブルッキングス研究所の外交政策担当のトーマス・ライト(Thomas Wright)上席研究員は、このほど英文大紀元のインタビューに応じ、パンデミック後の欧米と中国共産党(以下、中共)の関係について、自身の見解を語った。

ライト氏は、バイデン政権で政策担当の国防次官を務めているコリン・カール(Colin Kahl)氏との共著である新著『余震:パンデミック政治と旧国際秩序の終焉』で、中共が、武漢で中共ウイルス(新型コロナウイルス)が発生した後、情報を隠蔽し、パンデミックに乗じて国際影響力を高めようとしていたことを詳述している。

同書の中で、ウイルス発生後、恐怖を覚えた中共が最初にとった行動は情報の隠蔽だったと書かれている。「ある米国大使館員は、中国の政府関係者が(パンデミックの初期に)これほど『自信がなく、警戒し、神経質になっている』のを見たことがないと語った。北京は、このような失態が外部に漏れれば中共にダメージを与えると考えたため、習近平政権は公式見解と異なる国内の反対意見を素早く抑制した」という。

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