米軍が撤収を完了したアフガニスタンでは、イスラム主義組織タリバンが国家機能の維持に苦戦しており、海外では人道危機への警戒感も強まっている。写真は、カブール市内のタリバン兵士。2021年9月1日に撮影。(2021年 ロイター/West Asia News Agency via REUTERS )

タリバン、国家運営に苦戦 経済混乱・人道危機に懸念

[1日 ロイター] – 米軍が撤収を完了したアフガニスタンでは、イスラム主義組織タリバンが国家機能の維持に苦戦しており、海外では人道危機への警戒感も強まっている。

タリバンは首都カブール制圧から2週間が経過した現在も、新政権の樹立や統治方針の発表には至っていない。行政に空白が生じる中、物価は高騰し、銀行には現金を引き出そうとする人々の長い列ができている。多くのオフィスや店舗も休業が続いている。

武装したタリバン戦闘員がカブールをコントロールしているが、外国人や西側諸国に協力してきたアフガン人が多数出国したことを受け、タリバンは病院や政府組織の運営維持に苦戦している。

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