同地域の同盟・提携国19ヵ国の上級軍事指導者等がハワイに集合して、第23回年次インド・アジア太平洋諸国参謀総長等会議(CHOD)が開催された。(米インド太平洋軍)

インド太平洋諸国の軍事指導者等が団結して防衛外交と協力体制を深化

安保懸念が高まりつつあるインド太平洋地域の課題対策に関する協力体制を推進することを目的する第23回年次インド・アジア太平洋諸国参謀総長等会議(CHOD)がハワイで開かれた。同地域の同盟・提携国19ヵ国の上級軍事指導者等がハワイに集合した。主催組織の米インド太平洋軍(USINDOPACOM)の司令官を務めるジョン・C・アキリーノ(John C. Aquilino)大将が進行役を務めた。

2日間にわたる今回の会議の主題は「平和と安保の維持を目指す提携ネットワークの強化」であった。

米インド太平洋軍のニュースリリースによると、アキリーノ大将は、「インド太平洋地域に位置する諸国は、繁栄、安保、法治に基づく国際秩序の維持について基本的な関心事項を共有している」とし、「こうした偏見のない対話や交流は、すべての国が平等に意見を提示できる環境と秩序を構築するという同盟・提携諸国の共通の価値観と信念から生まれたものである」と述べている。

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