イタリア警察当局は中国企業による同国ドローン企業への買収を調査している。参考写真(Photo by Mario Tama/Getty Images)

中国国有企業、イタリアの軍用ドローン製造企業を違法M&A

イタリア警察当局は2日、中国国営企業2社による同国の軍事企業に対するM&A(企業買収)が違法の疑いがあると発表した。中国人3人とイタリア人3人がこの事件に関与したとされている。

発表によると、2日、北大西洋条約機構(NATO)向けの軍用ドローンの製造を専門とするイタリア企業を突撃検査した結果、同社はすでに中国によって違法に買収されていたことが発覚したという。また、同社技術の海外移転も準備が進められている。

今回の調査を担当するイタリア金融警察によると、調査対象はイタリア人3人と中国人3人となっており、彼らはイタリアの「武器流通法」などに違反した疑いがあるとした。

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