9月8日、高市早苗前総務相は自民党総裁選への出馬を正式に表明した。出馬会見で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

高市前総務相、総裁選出馬を正式表明 物価2%達成までPB目標凍結

[東京 8日 ロイター] – 高市早苗前総務相は8日、記者会見を開き自民党総裁選への出馬を正式に表明した。大胆な金融緩和と緊急時の機動的な財政出動、大胆な危機管理投資・成長投資を「サナエノミクス」3本の矢と称し進める。安倍晋三前首相などの支援で20人の推薦人を確保し、党内保守層の支持を期待する。

2%の物価目標を堅持し、達成するまでの期間、財政健全化目標(基礎的財政収支の黒字化)を凍結する。インフレの兆候が表れれば投資額を調整すると述べ、事実上のMMT(現代貨幣理論)採用方針を示した。

10年間で100兆円の危機管理投資・成長投資を進め、気候変動への対応、国土強靭化を進める。

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