多国間軍事演習「Talisman Sabre 21」に参加する米海兵隊。この演習には自衛隊も参加した。 (Photo by Ian Hitchcock/Getty Images)
【エルドリッヂ氏独占インタビュー】

「日本のために死ぬ覚悟はあるか」 元米海兵隊関係者が明かす現場の声

米軍のアフガン撤退は、中国共産党に対抗するための戦略転換であるとの見方が示されている。同時に、米軍の駐留や支援は相手国の強固な意志があって初めて成り立つものであるとのメッセージを発信した。安全保障環境が大きく変化するなか、専守防衛を貫く日本には、何ができるのか。憲法上の制約が厳しい日本について、米軍人はどのように思っているのか。あまり語られることがない現場の米軍兵士や指揮官たちのメンタリティーについても話を伺った。

ーー日本は憲法的制約により、有事の際の行動が制限されている。この現状において、日本はどのようなことに取り組むべきか。

日本は他国との連携を重視すべきだ。現在、日米豪印の「クアッド」に欧州諸国も連携するようになっており、南西諸島の防衛に関してクアッドや諸外国と連携をすることができるようになった。石垣島に海上自衛隊が寄港することになったが、防衛省は予算がない、兵力がないと言っていたとの話を聞いたことがある。自衛隊の石垣誘致には10年かかるとのことだ。

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