2021年9月11日の同時多発テロから20周年を迎えた朝、日の出とともにワシントンD.C.のペンタゴンに掲げられたアメリカ国旗(Alex Brandon/AP Photo)

米FBI、9.11捜査記録を初公開 塗りつぶし多数 サウジ当局の共謀確認できず 

米連邦捜査局(FBI)は11日、バイデン米大統領の大統領令を受け、2001年9月11日の米同時テロ事件に関連する捜査資料の一部を初めて開示した。かなりの部分が塗りつぶされた上での公開となった。同時多発テロで亡くなった犠牲者の遺族は、長い間、事件に関連する文書の機密解除を求めてきた。

機密解除された文書は2016年に書かれたもので、サウジアラビア人のハイジャック犯2人に支援を行ったとされるサウジのロサンゼルス総領事館関係者に関する情報が記されている。同文書によると、15人のサウジアラビア人のハイジャック犯とサウジ政府の共謀を示す証拠は確認できない。

この文書には、FBIが情報機関のエージェントと疑っていた、サウジ領事館勤務のオマル・アル・バユミ氏に関する目撃証言が記されている。FBIは同氏について、2人のハイジャック犯ナワフ・アルハズミ容疑者とハリド・アルミザール容疑者に「旅行支援、宿泊や資金提供」した人物とみなしている。実行犯の2人は2000年、米国に入国した際、「偶然に」レストランでバユミ氏に出会い、多大な支援を受けていたとされる。

▶ 続きを読む
関連記事
アメリカの漁師が、色鮮やかで極めて珍しい巨大なヒトデを捕獲した。このヒトデは、絶滅危惧種とされているヒマワリヒトデだった 
中国共産党の西側への浸透工作が注目されている。EVバッテリー工場Gotion Inc.の中国親会社は、従業員が中国共産党への忠誠を誓う様子を示す報告と動画を出した。米国の各界から、同社と中国共産党との関係の調査が求められている。
ジム・リッシュ米国上院議員はikTokは洗脳マシンのようにできている、青少年を引きつけ影響している、数百万人の米国人の健康、安全、プライバシーにとって長期的に最も大きな脅威を引き起こす可能性があると指摘。
ワグネル傭兵団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍トップのワレリー・ゲラシモフ将軍がウク […]
平均的に、米国人は自分のスマホに40のアプリを入れている。その中には便利なものもある。しかし、新しいレポートによると、多くのアプリは、表向きは便利なものであっても、人々のプライバシーにとって危険である。アプリは個人データを収集し、その結果を第三者と共有する。多くの場合、私たちの知識や同意なしにそれが行われている。