9月11日、フランスのルドリアン外相は、アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンがうそをついているとし、フランスは新政権と一切関係を持たないと言明した。アフガンから退避してきた人々、シャルルドゴール空港で先月17日撮影(2021年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

仏、タリバン政権との関係拒否 退避など巡り「うそ」と外相

[パリ 12日 ロイター] – フランスのルドリアン外相は11日、アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンがうそをついているとし、フランスは新政権と一切関係を持たないと言明した。

今後のアフガン退避活動を巡る協議のためカタールに出発するのに先立ち、フランス5テレビに「タリバンは、一部の外国人とアフガン人を自由に国外退去させると表明し、包括的な政府を発足させると言っているが、うそをついている」と言明。

「フランスは、新政府の承認やいかなる関係を持つことも拒否する。われわれはタリバンの行動を求めている。タリバン側は経済的な小休止と国際的な関係を必要とする。それは彼ら次第だ」と述べた。

フランスはこれまでに約3000人を退避させており、それに当たりタリバン側と交渉を行った。

ルドリアン外相は、アフガンにはなお複数のフランス人と、フランスと関係があるアフガン人数百人が残されていると語った。

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