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「けっこう身近で、役に立つ果物」腸内スッキリ10種のフルーツ

漢字で「木瓜」と書く植物があります。
日本でも漢字をつかうので、時として、どっちの意味か分からなくなってしまうのですが、日本語の木瓜は「ぼけ」と読み、春に好ましい花が咲くので、庭木にも喜ばれます。

同じく「日本の木瓜の果実」は木瓜(もっか)と呼ばれて生薬にもされます。

南国生まれのパパイア「入手できますよ」
今ここで取り上げるのは、日本の木瓜ではなく、台湾をはじめとする中国語圏の木瓜(パパイア)のほうです。
パパイア(パパイヤ)といえば、昔は、沖縄や鹿児島などを除いて、ほとんど馴染みがない果物でした。

とくに東京では、戦時中に南方へいった兵隊さんでない限り食べたことはなく、どんなものであるかさえ知らない人が少なくなかったのですが、今では、さまざまな方法で購入することができますし、園芸で結実する品種も売られていますので、決して遠い存在ではなくなっています。

台湾では、非常によく利用されるフルーツです。未成熟の果実を、野菜として調理することも広く行われています。
今回、ここでパパイアをご紹介するのは、便通を良くし、腸内をきれいにする果物として、大いに期待できるからです。

心配されるのは「運動不足による便秘
コロナ禍が続く昨今、通勤さえも控えるリモートワークが増えたことは、マイナス面ばかりではありませんが、やはり「国民的な運動不足」を招いているのではないかと危惧されてなりません。

その好ましくない結果の一つとして、便秘になりやすくなっていることが挙げられます。
便秘は病気ではありませんが、長期にわたる便秘は健康に影響を与え、口臭、吹き出物、にきび、疲労感や不快感などを引き起こします。

さらには、肥満や痔、大腸がんや直腸がんなど重篤な病気へすすむ場合もあります。
決して便秘を軽視しないでください。便秘とは、排出されるべき毒素を長く腸内にとどめ、体内に再吸収させてしまう、非常に悪い状態を意味します。

便秘を起こす原因の一つは、野菜や果物などに含まれる食物繊維の摂取不足です。
野菜や果物をたくさん食べることは、便秘予防の大きな助けになります。

現在、便秘がちでお悩みの方は、もしかすると野菜や果物がお好きではなく、あまり食べていないのではないでしょうか。これらを毎日食べる習慣をつければ、きっと便秘は改善されます。

便秘改善に効果絶大「10種のフルーツ」
便通をよくして、腸内をスッキリさせる果物を10種類、ご紹介しましょう。

1、パパイヤ
パパイヤに含まれるタンパク質分解酵素は、タンパク質の消化吸収を促進することができます。パパイヤに含まれる豊富な食物繊維は、胃腸の動きを活発にします。

便秘がちの人は、毎日半個から1個のパパイヤを食べると良いでしょう。
また、パパイヤに多く含まれるビタミンB群は、イライラや不安感を和らげ、胃腸を正常に動かし、便通をよくする効果があります。

2、トマト
トマトも豊富な食物繊維をふくみ、胃腸の動きを促進し、便秘を防ぎます。トマトのリコピンは強力な抗酸化効果を有し、フリーラジカルによる細胞傷害を抑制するとともに、腸内に毒素が蓄積するのを防ぎます。

3、ブドウ
ブドウの豊富な食物繊維は、胃の機能を活発にし、腸内の便と毒素の排出を加速させることで、便秘を予防します。ブドウのビタミンB1は糖類の代謝を助け、焦燥感や不安感を解消させます。

4、パイナップル
パイナップルのタンパク質分解酵素は、タンパク質の消化を助けます。食後のデザートにパイナップルを食べると、脂っこさが解消され、消化吸収が良くなります。

パイナップルに含まれているクエン酸とペクチンは胃腸を調整する機能があり、食物繊維も胃腸の動きを促進して、便通をよくします。

5、パッションフルーツ
その特別な香りが胃液の分泌を刺激し、甘酸っぱい香りが食欲をそそります。パッションフルーツに含まれる豊富な食物繊維は、胃腸の動きを促進し、便秘を改善することができます。

また、腸管に残留した残渣と毒素を取り除き、人体に再吸収されることを避け、大腸がんの発生率を低下させます。パッションフルーツに含まれるβカロティンは非常に強い抗酸化物で、フリーラジカルを除去することができ、腸を毒素から保護します。

6、バナナ
バナナは水溶性繊維が豊富で、脂肪分が少なく、腸内を滑らかにして便秘を防ぎます。
バナナは豊富なオリゴ糖を含み、腸管のプロバイオティクスを増加させ、腸管の健康を維持することができます。
バナナは「快楽の果実」と呼ばれています。その理由は、バナナにはセロトニンという脳を助ける物質が含まれているからです。セロトニンが不足すると憂鬱になりやすいのですが、適量のバナナを食べるとイライラや憂鬱な気分が改善され、ストレスによる便秘を避けることができます。

7、キウイフルーツ
キウイには豊富な消化酵素が含まれています。食後にキウイを1個食べると、胃腸内でのタンパク質の分解を助け、栄養の消化吸収を助けます。
食物繊維が豊富なキウイフルーツは、水分保持性が高く、消化管運動を促進しますので、便を適度に軟らかくして排便を助けます。

8、オレンジ
オレンジに含まれるヘスペリジンは、フリーラジカルを除去し、腸を保護する抗酸化物質です。また、オレンジは食物繊維が豊富で、腸の蠕動を促進し、便や毒素が腸内にとどまる時間を減らしますので、便秘の予防に効果的です。
オレンジの中のビタミンB群は、日常のストレスを和らげ、気分を落ち着かせることで胃腸の機能を正常に保ちます。

9、イチゴ
イチゴのペクチンは水溶性繊維で、胃腸の運動を促進し、有害な毒素を便とともに排出することを助けます。
イチゴのエラグ酸は胃を保護する働きがあり、胃潰瘍になる確率を低下させます。また、エラグ酸は強力な抗酸化剤であるため、発がん性物質を吸着して体外に排出することができます。

10、グレープフルーツ
グレープフルーツにはクエン酸が豊富に含まれており、消化液の分泌を促すことで、食欲を増進させ、肉の消化を助け、胃腸機能を調整してくれます。

グレープフルーツ1個に含まれる食物繊維は約10グラムあり、腸の運動を促進し、便秘を予防する効果があります。
グレープフルーツのビタミンB群は、日頃の不安や緊張を和らげ、気分を安定させますので、精神的ストレスを原因とする便秘を避けることができます。

いかがでしょう。果物を食べると、こんなに良いことがありますよ。
あなたの腸内がスッキリすれば、あなたの毎日が生き生きと輝くでしょう。
(文・李馥/翻訳編集・鳥飼聡)