2018年1月31日、台湾・高雄の海軍基地での年次訓練に参加した後、補給艦「パンシー」の甲板で国旗に敬礼する台湾兵士たち(Mandy Cheng/AFP via Getty Images)

「台湾は重大な危機にある」 元米国防総省高官が警告

「台湾は今、重大な危機に瀕している」。米国防総省のエルブリッジ・コルビー元国防副次官補が、台湾に警告を発した。同氏は台湾が中国からの危険にさらされているだけでなく、米軍支援を受けられない可能性が大きいことを示した。

25日付の米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国共産党(以下、中共)は近年、台湾に対し、武力攻撃に至らない「グレーゾーン」作戦を展開し、軍事的、外交的、経済的、政治的手段を用いて、台湾が大陸との統一を受け入れるよう最大限の圧力をかけてきた。

これに対して、トランプ前政権で国防副次官補(戦略・軍事開発担当)を務めたコルビー氏は、「中国のアプローチは、米台安全保障協力に大きな課題を突きつけている。台湾の人々は自治権の放棄を望んでおらず、中共がいくらグレーゾーン戦術を使っても成功しないだろう」と指摘。

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