2021年9月27日、スペインのカナリア諸島ラパルマ島のサンタ・クルス・デ・ラ・パルマで、住民たちが道路の灰を掃除している。

スペイン火山 、溶岩が海に流れ込む 重力崩壊の危険性も

スペインカナリア諸島のラパルマ島では噴火が続いている。火山から出た溶岩流が9月28日深夜、大西洋に到達した。AP通信によると、翌日には海に達した溶岩で覆われた海面の面積がサッカー場25面分以上に達していることが分かった。

ペボルカ火山非常事態委員会によると、クンブレビエハ火山から海に流れ出た溶岩の面積は、(現地時間)30日朝から深夜にかけて2倍の20ヘクタールとなった。同委員会は今のところ、溶岩が海水に触れることで発生する有毒ガスは確認されていないとしつつも、「予想される風向きの変化が新たな危険をもたらす可能性がある」と警告した。

ボルケーノディスカバリーによると、溶岩デルタ(三角州)がさらに西に拡大すると、海底の急斜面に流れることになるため、強い重力崩壊の危険性が高まる。このような崩壊は、強力な爆発などを引き起こし、局所的に小さな津波を発生させる可能性があるため、非常に危険だという。

ラパルマ島のエルパソでは少なくとも1センチの火山砕屑物が積もった。15~20キロ離れた場所でも火山灰に覆われている。

火山は19日に50年ぶりに噴火し、これまでに850棟以を超える家屋や学校などが溶岩流にのみ込まれ、6000人以上の住民が避難を余儀なくされている。

(Tran Nhung)