10月1日、自民党は、幹事長に甘利明税調会長を、政調会長に高市早苗前総務相を充てるなどの新たな党四役人事を決定した。東京都で9月8日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

自民党が党四役を決定、分厚い中間層へ具体策と高市政調会長

[東京 1日 ロイター] – 自民党は1日午後、幹事長に甘利明税調会長を、政調会長に高市早苗前総務相を充てるなどの新たな党四役人事を決定した。両氏とも会見で、分配を重視する岸田文雄総裁の成長戦略を実現することに意欲を示した。

甘利氏は、米中の対立が深まる中で産業の供給網(サプライチェーン)強化など経済安全保障政策に取り組んできた。総裁選では岸田文雄氏を応援。要である幹事長として、間もなく発足する岸田政権を党側から支える。

甘利氏は就任会見で、成長には分配が必要だとする岸田氏の政策に言及し、「岸田総裁の考えを党全体で共有をして、実現に向けて進めていく」と語った。党の政策を取りまとめる政調会長の高市氏は、「分厚い中間層を再構築するための手法、税制を含めてここは具体化が必要になってくる」と述べた。

高市氏は総裁選中、機動的な財政出動など「サナエノミクス」を訴えてきた。敵基地攻撃の保有に前向きな姿勢を示すなど、積極的な安保政策論者としても知られる。

総務会長には福田達夫衆院議員が、選対委員長には遠藤利明元五輪相が就任する。

広報本部長には岸田氏と総裁の椅子を争った河野太郎行革担当相が、組織運動本部長には小渕優子元経産相が就く。

このほか、国会対策委員長に高木毅衆院議院運営委員長が、幹事長代行に梶山弘志経産相が内定した。

(杉山健太郎 久保信博 編集:田中志保)

10月1日、自民党は、幹事長に甘利明税調会長を、政調会長に高市早苗前総務相を充てるなどの新たな党四役人事を決定した。東京都で9月8日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
関連記事
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]
2024年4月30日、上海発香港行きの香港を拠点とする航空会社「キャセイパシフィック航空」CX341便は悪天候に遭遇し、2度も香港への着陸に失敗した。同便での恐怖体験について一部乗客は振り返っている。
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。