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1752年にイギリスが11日間消滅した理由は?

1752年9月3日から13日まで、イギリスでは誰も生まれず、死なず、結婚せず、働かず、戦争も天災も人災も何もなかった。 実際、イギリスカレンダーには11日という日は存在せず、人々は9月2日の夜に寝て、翌朝14日に起きていた。 なぜイギリスはいきなり11日も消滅したのでしょうか?

それは、イギリスカレンダーが変わったためでした。1752年9月2日まで、イギリスではギリシャの数学者・天文学者であるアレキサンドリアのソシゲネスが考案したユリウス暦が使われていましたが、その後、ユリウス暦は修正され、イタリアの医師・哲学者であるアロイシウス・リリウスが考案したグレゴリオ暦が使われるようになったのです。

timeanddate.comで1752年9月と入力して当時のカレンダーを見てみると、月が2日から14日まで直接ジャンプしており、3日から13日までがカレンダーに現れていないことがわかります。

この年、イギリスはなぜ新暦を採用したのでしょうか? それは、ユリウス暦の原型が作られたとき、1年は365日と6時間だと考えられていたため、4年ごとに閏日を設けて、1年に足りない6時間を補っていたからです。

しかし、地球が太陽を一周する正しい時間は365日と5時間48分なので、ユリウス暦はあまり正確ではなく、時間の経過とともに累積誤差が大きくなっていきました。

1751年にイギリス議会が法律を制定してから、イギリスとその植民地であるアメリカ、カナダ、オーストラリアは、グレゴリオ暦に切り替えられ現在に至っています。

また、グレシア暦では4年に1度、2月末に閏日(2月29日)が設定されていますが、すべての世紀末(100で割り切れる年)が400で割り切れる場合を除き、閏日は設定されていません。 そのため、グレゴリオ暦では400年に97回の閏日しかなく、ユリウス暦に比べて3回も少ないのです。

(翻訳・井田千景)