10月5日、英国は過去25年間、移民労働者頼みの経済モデルを続けてきた。それを欧州連合(EU)離脱とコロナ禍が覆そうとしている。ロンドンで2020年12月撮影(2021年 ロイター/Simon Dawson)

焦点:英国「移民頼み経済」から25年ぶり転換か、EU離脱で試練の冬

[ロンドン 5日 ロイター] – 英国は過去25年間、移民労働者頼みの経済モデルを続けてきた。それを欧州連合(EU)離脱とコロナ禍が覆そうとしている。人手不足、賃上げ要求、物価上昇の三拍子がそろい、1970年代型の「不満の冬」がしのび寄っているのだ。

英国は突如として、外国から輸入した安い労働力への「中毒」を断ち切らざるを得なくなった。

経済モデルの転換というジョンソン首相の「実験」によって、ただでさえ世界中でひっ迫している供給網への負荷は、さらに拡大。豚肉から鶏肉、医薬品から牛乳まで、あらゆるものに影響が及んだ。

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