レバノンの首都ベイルートで10月14日、昨年8月の爆発事故の捜査を巡り衝突が起こり、過去10年余りで最悪の市街戦に発展した。イスラム教シーア派組織ヒズボラ支持者らが銃撃を受けて6人が死亡した。写真は銃撃でガラスが割れた建物(2021年 ロイター/Mohamed Azakir)

レバノン首都で銃撃戦、6人死亡 爆発事故の捜査巡り衝突

[ベイルート 14日 ロイター] – レバノンの首都ベイルートで14日、昨年8月の爆発事故の捜査を巡り衝突が起こり、過去10年余りで最悪の市街戦に発展した。イスラム教シーア派組織ヒズボラ支持者らが銃撃を受けて6人が死亡、1975─90年に起きた内戦を思い起こさせる激しい銃撃戦となった。

銃撃戦は、レバノン内戦の最前線だった地域付近で発生し数時間続いた。銃弾が建物に跳ね返るなどし、安全な場所を求めて走って避難する人もいた。

イランに支援されているヒズボラは、サウジアラビアとの関係が強いキリスト教政党「レバノン軍団(LF)」が爆発事故の捜査を担当する判事の解任を求めて集まっていた支持者を狙撃したと主張した。

一方、LFは関与を否定し、判事に対するヒズボラの「扇動」が原因だと非難した。ベイルートで昨年起きた大規模爆発事故では約200人が死亡した。

アウン大統領はテレビ演説で「武器が再びレバノンの対立勢力間のコミュニケーション手段になることは受け入れられない」と述べ、銃撃戦の主導者に責任を取らせると表明した。

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