イラクのバグダッドで、アリ・ガリブ君を抱くメイドさん(Photo by Wathiq Khuzaie/Getty Images)

FacebookとInstagram、中東で人身売買の温床か Appleが2年前から警告 

米Apple社は2年前、SNS大手のFacebookとInstagramに対して、2社のプラットフォームが中東では家政婦の人身売買の温床になっているとし、徹底的に取り締まらなければ、アプリストアから2社のアプリを除外すると通達した。それに対して、Facebookは投稿の取り締まりを約束したが、状況は完全に改善されていないようだ。AP通信が報じた。

今でもFacebookでアラブ語の「khadim(家政婦)」で検索すると、アフリカや南アジア系の家政婦情報(写真、年齢、値段)を掲載した投稿が多くヒットした。

Facebookの報告書は、中東の一部の国では、労働者保護の面で「特に深刻な人権問題がある」と認めており、家政婦が招へい機関に寄せた苦情として、自宅軟禁、食事はく奪、無賃労働、契約の強制延長、人身転売、性的暴力を受けるなどのトラブルが存在する、と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国政府が掲げる広域経済圏構想「一帯一路」は近年、世界経済の減速と、参加国の債務急増に対する国際社会の批判が原 […]
米アフリカ軍(AFRICOM)司令官は、中国による脅威は太平洋地域からだけでなく、大西洋側からも押し寄せる可能性があると警告している。
先週末、習近平氏が「権力闘争に敗れ、すでに失権した」との噂がインターネットで飛び交っている。中国問題専門家の間では、習氏の失権説について疑問視する一方、最高指導部で熾烈な権力闘争が広がっているとの見方は大半を占めている。
サウジアラビアはエネルギー源多様化の一環として原発の建設に乗り出す計画で、早ければ来月にも原子炉の入札手続きを開始する見通しだ。複数の業界筋が明らかにした。