中共による「グレーゾーン作戦」の脅威高まる=台湾国防報告書
台湾の国防部は9日、最新の国防報告書を発表した。中国共産党による台湾の安全保障への脅威が増大していると指摘し、特に情報戦や世論工作など武力攻撃ではない「グレーゾーン作戦」がもたらす脅威について警鐘を鳴らした。
同日、国防部は「110年国防報告書」のオンライン発表会を開催した。戦略企画司の陳黄栄副司長や戦略計画司国防政策処の鄧克雄氏、史順文報道官、シンクタンク・国防安全研究院資源と産業研究所の蘇紫雲所長らが出席した。
台湾の国防報告書は2年ごとに発行される。今年は、中国語版と英語版、マンガ版に加えて、人々の読書習慣に応じるために電子書籍も配布されている。鄧氏によると、当局の「2030バイリンガル政策」の実施により、同書は今年初めて中国語と英語の両方で同時に発行された。
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