2021年11月11日、海上保安庁の航空機は、小笠原諸島の新島・福徳岡の場を撮影した。写真右下には帯状に流れる軽石と見られるものが写っている(海上保安庁提供)

小笠原の海底火山、なお活動活発 軽石が関東沿岸部へ漂着する可能性も

海上保安庁は12日、今年8月に噴火した小笠原諸島の海底火山・福徳岡ノ場が依然として活発に活動していると発表した。火山活動でできた新島の一部からは白色の噴気が上がる様子が見られた。漂着した軽石が経済活動に影響を与えている問題について、政府は対策会議を開き万全の対策を取るとしている。

海上保安庁によると、新島の周辺に広がる台地は11月はじめに観測した時よりやや縮小しているものの、島の大きさに大きな変化はなかった。

そのほか、新島の南東約20キロメートル付近の海水が直径約2キロメートルの範囲に渡り黄緑色に変色しているのが確認されたほか、軽石と思われる浮遊物も見られた。

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