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「乳がんを予防する」実践的アプローチ11項

各種の「がん」のなかで、乳がんは台湾人女性のがん罹患数の第1位です。

台湾衛生福利部の調査によると、女性12人に1人が乳がんに罹患しているといいます。台湾大学病院乳房医学センターの張金堅教授は、11項目にわたる乳がん予防治療法を提案し、日常生活における免疫力アップを指導しています。

その11項目を、ここで日本の皆様にもシェアしたいと思います。
1、生活リズムに規律をもたせる
夜更かしをしないでください。昼夜逆転にならないでください。生活リズムに規律をもたせ、とくに起床と就寝の時間を守るようにしましょう。

2、高脂肪、高カロリー食品は避ける
高脂肪、高カロリーの揚げ物、焼き物、および高温調理した食品を避けるようにしてください。

張金堅教授は、高温調理された食品は、人体に有害なフリーラジカルを大量に含んでいるため、多く食べることは薦められないと言います。できるだけ、湯通し(しゃぶしゃぶ)や蒸すなどの調理法を用いることを推奨します。

3、食物繊維の豊富な抗酸化野菜を食べる
野菜と果物のなかには豊富なフィチン、食物繊維、抗酸化物を含まれており、がん予防に非常に良い効果があります。

張金堅教授が特にお勧めするのが「虹食法」。
つまり虹の七色のように色彩ゆたかな食材を、いろいろ選んで食べる方法です。


「例えば、薄い緑から濃い緑まで、異なる緑色の野菜を選び、ピーマン(パプリカ)には青ピーマン、赤ピーマン、黄ピーマンがあり、ドラゴンフルーツには白と赤があります。
つまり、異なる色の野菜や果物をたくさん食べることなのです」と張教授は言います。

4、飽和脂肪酸油の食用
飽和脂肪酸を含むオリーブ油や苦茶油を選ぶと良いでしょう。

5、青果を徹底的に洗う
残留農薬や有害な物質は、がんの原因になります。食材を食べる前、調理の前に、よく洗ってください。

6、「発がん性肥満」を避ける
張金堅教授は、「医学的な統計によると、乳がんを含む13種類のがん全てが肥満と関連している」として、肥満は乳がんや各種がんの新興因子になっているため、食べ過ぎず、ダイエットを心がけるよう呼びかけています。

7、可塑剤を避ける
プラスチック成分などを含む物品に対し、食品の接触機会を減少させます。例えば、プラスチック袋の加熱食は使用しないでください。加熱食はプラスチック袋の可塑剤などの化学物質が、食物のなかに溶け出します。

8、適度な運動で基礎代謝率アップ
アメリカ医学雑誌の豊富な統計によると、毎日少なくとも7,500歩あるくことによって、基礎代謝が向上し、熱エネルギーを消耗させ、体の無駄な脂肪を減少することができるとしています。台湾国民健康署も、1日1万歩あるく「日行万歩、健康保険」を提唱しています。

9、良質な睡眠で免疫力を高める
10、負のストレスを軽減する
がん予防、がん治療におけるもう一つのポイントは精神面の状態です。負のストレスを軽減して、良好な精神状態を保つようにします。

絵を描く、歌う、ダンスをするなど趣味をもつことも良いでしょう。また、同じ病を経験した人と交流する機会をもつことも、患者の気持ちを楽にすることができます。

11、定期的なスクリーニング
とにかく早期発見、早期治療が肝心です。とくに乳がんには、そのための方法や検査機械がそろっていますので、定期的なスクリーニングを受けるようにしてください。

マンモグラフィによる乳房検査が、挟まれて痛いなどと心配する必要は全くありません。
(文・Amber Running Green/翻訳編集・鳥飼聡)