BLMデモ参加者3人を死傷 10代被告に無罪判決 事件めぐりフェイクニュースも
米ウィスコンシン州で昨夏、ブラック・ライブズ・マター(BLM)関連のデモ参加者3人を銃で撃って死傷させたとして、殺人などの罪に問われた少年の裁判で、地元の陪審団は19日、全ての罪状について無罪評決を言い渡した。少年は正当防衛を主張していた。判決後、震えながら弁護士と抱き合う姿がメディアで報じられた。
事件は昨年8月25日、同ウィスコンシン州ケノーシャで発生した。同州では、黒人男性が警察に射殺される事件があり、抗議デモが起きていた。当時17歳だったカイル・リッテンハウス被告は、アンティファやBLMの暴徒からケノーシャを守るため、武装して路上にたったという。
リッテンハウス被告は、デモ参加者3人に発砲し2人が死亡した。公判で上映されたビデオ映像や証人の証言によると、一人目の男性ジョセフ・ローゼンバウム氏は、興奮気味にリッテンハウス被告に向かって突進しきてきた。目撃者の証言によると、ローゼンバウム氏は被告のライフルに手をかけていたという。そこで被告は発砲した。
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