11月23日、バイデン米大統領は高インフレとガソリン価格高騰に対する政権の国内外における取り組みを強調し、米ガソリン価格は「間もなく」下落すると確約した。写真は同日、ホワイトハウスで協調的な備蓄放出を発表するバイデン大統領(2021年 ロイター/Evelyn Hockstein)

バイデン氏、米ガソリン価格「間もなく」下落と約束 石油備蓄放出で

[ワシントン 23日 ロイター] – バイデン米大統領は23日、高インフレとガソリン価格高騰に対する政権の国内外における取り組みを強調し、米ガソリン価格は「間もなく」下落すると確約した。

米ホワイトハウスは23日、日本や中国、インド、韓国、英国と協調し、石油価格の抑制に向け、戦略石油備蓄を放出すると発表した。米政府高官によると、主要石油消費国が協調で放出するのは初めて。

バイデン大統領は放出規模は過去最大と強調した上で、「約束した通り、問題対処に向けた行動を取った」と言明。「時間はかかるだろうが、ガソリン価格は間もなく下落する。長期的にはクリーンエネルギーへの移行に伴い、石油への依存を減らす」と語った。

さらに、消費者に恩恵をもたらさず、過去最高益を計上している企業に批判の矛先を向け、ガソリンの卸売価格と小売価格の差が過去の平均と一致していれば、米消費者は高価格のガソリンの支払いを強いられていないと指摘。「企業はその差を利益として手に入れており、容認できない」と述べた。

ホワイトハウスは、ガス・石油会社による違法なガソリン価格つり上げの可能性を調査しているとした。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。