2021年11月08日、「イカゲーム」ギルド・スクリーニングの内部(Photo by Vivien Killilea/Getty Images for Netflix)

「イカゲーム」密輸した男に死刑判決 北朝鮮当局、海外ドラマの締め付け強化

映像配信大手ネットフリックスの大ヒットドラマシリーズ「イカゲーム」の海賊版を北朝鮮国内に密輸入し、販売したとして、北朝鮮の男性が死刑判決を受けた。海賊版を購入した高校生が教室内で視聴していることがわかり、この男性の逮捕に至ったという。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、男性は中国から北朝鮮に「イカゲーム」の海賊版を持ち込み、USBメモリなどを使って北朝鮮国内で販売していたとされる。情報筋によると、男性は銃殺刑に処されるという。また、USBメモリを購入した学生が終身刑の判決を受けたほか、番組を視聴した6人に5年の重労働を言い渡された。生徒が通っていた学校の校長や一部の教師は解雇され、地方に追放されるなどの処分が下される見通しだ。

匿名希望の男性はRFAに対し「すべては高校生が韓国ドラマ『イカゲーム』の入ったUSBメモリを密かに購入し、クラスで親友と一緒に見たことから始まった」と語った。他の生徒にも広まり、ビデオ検閲を専門とする北朝鮮の監視部隊の耳に入ったことが逮捕のきっかけになったという。

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