欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長(STEPHANIE LECOCQ/POOL/AFP via Getty Images)

EU、グローバルインフラ支援計画に38兆円 「一帯一路の代替案」

欧州連合(EU)の政策執行委員会である欧州委員会は1日、全世界範囲のインフラ整備を支援するため、2027年までに最大3000億ユーロ(約38兆4092億円)にのぼる投資計画を発表した。

同委員会の声明によると、この「グローバル・ゲートウェイ」投資計画は、欧州のサプライチェーン(供給網)を強化し、欧州の脱炭素の取り組みを促進する。また、同計画は気候変動対策やデジタル化、エネルギー、運輸、保健、教育などの分野に重点を置く。

欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は同日の記者会見で、中国当局の巨大経済圏構想「一帯一路」と異なり、EUは参加国に「グローバル・ゲートウェイ」のインフラ整備プロジェクトから恩恵を受けることを保証すると述べた。

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