前線はインド太平洋…安倍元首相、派閥懇親会で中国共産党の拡張に強い危機感示す
安倍晋三元首相は6日、清和政策研究会の懇親会で講演を行った。専制政治と対抗する前線が欧州からインド太平洋に移ってきたとの見方を示し、軍事拡張を続ける中国に対して、1978年締結の日中平和友好条約にある「覇権条項」を引き合いにして強くけん制した。条項は「双方は覇権を求めない」と定めている。
日本政府は補正予算案で防衛費7700億円を計上し、過去最大規模となった。安倍氏は防衛費について「すでに決定している装備品を前倒しで購入する予算だ」と述べた。衆議院選公示日の北朝鮮によるミサイル発射や中露艦隊の日本周回に言及し「それだけ日本をめぐる安全保障環境が厳しくなっていることだ」と強調した。
中国共産党が軍事力を背景に一方的な現状変更の試みを行っていることについては「相当な挑戦であると言ってもいい」と警戒心を示した。
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