レモンド米商務長官(写真)は6日、台湾の王美花・経済部長との電話会談で半導体のサプライチェーン(供給網)について協議し、新設する枠組みを通じて双方が技術貿易や投資で協力することで一致した。11月9日、ワシントンのホワイトハウスで撮影(2021年 ロイターI/Leah Millis)

米台、半導体供給網巡り協議 協力の枠組み新設

[台北 7日 ロイター] – レモンド米商務長官は6日、台湾の王美花・経済部長との電話会談で半導体のサプライチェーン(供給網)について協議し、新設する枠組みを通じて双方が技術貿易や投資で協力することで一致した。

米商務省によると、レモンド長官は「台湾に対する米国の支持と米台間の商業・投資関係の重要性を強調」した。

また「特に半導体サプライチェーンや関連するエコシステムの分野において、商業上の共通の懸念事項に台湾と共に取り組むことに対する米国の継続的な関心を表明」した。

技術貿易と投資に関する新たな協力の枠組み「TTIC」を通じ、双方が連携して商業計画を策定し、重要なサプライチェーンの強化に向けた方法を探るという。

両氏は「半導体やその他の重要なサプライチェーンを強化する措置を見いだす」考えも表明した。

台湾経済部によると、王氏は台湾と米国は信頼できる長期的なサプライチェーンのパートナーだと述べた。

両氏は、世界のサプライチェーンにおいて台湾が果たす役割やサプライチェーンの回復力強化における台湾と米国の重要性、貿易・投資における連携強化について議論した。

王氏は、台湾は第三国のインフラ整備事業で米国と協力し、バイデン大統領の「ビルド・バック・ベター」計画への台湾企業の参加支援を望んでいると伝えたという。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。