1月3日、米連邦議会で新型コロナウイルス感染がかつてないほどの急拡大を見せている。議員やスタッフを対象とした検査施設で、11月下旬に1%程度だった陽性率の7日間平均がここにきて13%に急上昇した。写真は米首都ワシントンの議事堂前を自転車で通る人(2022年 ロイター/Tom Brenner)

米議会で新型コロナ感染が急増、オミクロン株が61%に

[ワシントン 3日 ロイター] – 米連邦議会新型コロナウイルス感染がかつてないほどの急拡大を見せている。議員やスタッフを対象とした検査施設で、11月下旬に1%程度だった陽性率の7日間平均がここにきて13%に急上昇した。

担当医のブライアン・モナハン氏が1月3日付で議会関係者に送付した書簡によると、12月15日現在の限られたサンプルではオミクロン株が61%、デルタ株が38%を占めた。感染者の多くはワクチン接種を済ませている。

モナハン氏は、ワクチン接種済みの人にブレークスルー感染が起きても入院や重症化、死亡には至っていないことを指摘。この事実がワクチン接種の重要性を示していると述べている。

上院は年末の休暇を終えて3日に再開予定だったが、暴風雪のために短時間で閉会となった。議会の検査施設も終了時間を繰り上げて閉鎖された。

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