コーヒーは脂肪肝や肝臓がんを遠ざける 肝臓を癒やすコーヒーの王者は?

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あなたはコーヒーが好きですか? 
研究によると、コーヒーには肝臓がんのリスクを低減させる有効な成分が含まれていることが判明されています。 

さまざまな種類があるコーヒーの中には、肝臓を保護する効果が高いコーヒーがあります。 

コーヒーは肝臓を保護する効果が高い インスタントコーヒーを飲むのも効果的 

世界保健機関(WHO)の資料によると、2020年のがんによる死亡原因では、肝臓がんが第3位となっています。また、世界では83万人が肝臓がんで死亡しています。 

脂肪肝、アルコール性肝炎、薬物性肝障害、またウイルス性肝炎(B型、C型)などの原因は、いずれも肝臓を慢性肝炎から肝硬変に、最終的に肝臓がんに移行する可能性があります。 
 

習慣的にコーヒーを飲むことは、肝臓を保護し、これらによるダメージを軽減させ、肝硬変や肝臓がんのリスクを低減することが多くの研究により明らかにされています。 

『European Journal of Cancer Prevention』に掲載された研究によると、毎日コーヒーを飲む人は、その後6~22年の間に肝臓がんのリスクが34%低くなり、また肝硬変のリスクは14~19年低くなることが分かりました。 

アメリカの国立衛生統計センター(NCHS)が2001年から2008年にかけて行った調査結果によると、アメリカ人はコーヒーを飲むほど、脂肪肝のリスクが低いことが判明しました。 

別の日本の研究では、B型およびC型肝炎の人がコーヒーを飲むことで、肝硬変や肝炎のリスクが低下することが分かりました。

研究結果によると、毎日コーヒーを1杯飲むと、肝硬変や肝炎のリスクが78%まで低くなり、2杯飲むと半分になり、4杯飲むと25%に低下することが分かりました。 

2019年の大規模な研究では、貧弱とされるインスタントコーヒーでも、肝臓がんのリスクを低減する効果があることが示されました。

『British Journal of Cancer』に掲載されたこの大規模な研究は、イギリス国内の47万人を対象に、アンケート調査と7年半にわたる追跡調査によって、コーヒーの摂取とがんの関連性を調べたものです。 

その結果、コーヒーを飲むことは、肝臓がんのリスクを著しく減少させることが分かりました。さらにコーヒーの種類で分類すると、インスタントコーヒーと挽いたコーヒーの両方に、肝臓がんを予防する効果があることが分かりました。 
 

( freeangle / PIXTA)

肝臓を守るコーヒーの王者 薄めに抽出した天日干しのブラックコーヒー  

コーヒーが肝臓を保護する理由は、多くの抗酸化物質が含まれているからです。たとえば、コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、体内のフリーラジカルや炎症因子を取り除き、体内の炎症を改善し、細胞組織を保護する働きがあります。

現代人に多い夜更かしや気分の落ち込み、ストレスなどは、肝臓の不調や脂肪肝、肝炎の原因となります。 

ロサン予防医学グループの院長であるロサンカサン氏によると、コーヒーの一部の成分は、エンドルフィンの分泌を増加させ、幸福感をもたらし、代謝を促進することで脂肪肝のリスクを低減させることができるといいます。 

コーヒーの効果を最大限に引き出すには、適切な種類のコーヒーを飲むことが大切です。 普段からコーヒーを愛飲しているロサンカサン氏は、天日で乾燥させた良質のコーヒー豆を選び、砂糖やミルクを加えず、お湯で入れたものを勧めています。 

浅煎りのコーヒーには、クロロゲン酸などの抗酸化物質が多く含まれています。深煎りするとコーヒーの栄養価が壊れ、クロロゲン酸が失われます。 

「素材選びも重要です」とロサンカサン氏は強調します。太陽の光を浴びたコーヒー豆は、湿気を取り除き、カビを防ぐことができます。もし豆にカビが生えていたら、肝臓や腎臓にダメージを与える可能性があります。 

お湯でコーヒーを入れて、クロロゲン酸などのいい成分を抽出します。濃厚な風味を持つアイスドリップコーヒーは人気がありますが、体を冷やすため、生理不順の女性は控えたほうがよいでしょう。 

砂糖を加えたコーヒーは、肥満や肝臓の炎症にもつながります。牛乳を入れたラテも、肝臓の保護によくありません。牛乳には乳脂肪が含まれているからです。

ロサンカサン氏は、1日1杯のカフェラテを1か月間飲み続けると、体重が1.2㎏増え、脂肪肝になるかもしれないと指摘しました。 

太陽の下で軽く栽培されたコーヒー豆を選び、肝臓を保護する効果が最も高いお湯でコーヒーを淹れます。(シャッターストック)

いくつかの研究結果により、コーヒーを飲むことは肝臓がんのリスクを下げ、飲む量を増やすほど肝臓がんのリスクが低減するといわれますが、個人の体質にもよります。

カフェインの摂り過ぎは、体内の神経伝達物質の過剰興奮による動悸、胃酸の過度分泌や不眠の原因になります。 

ロサンカサン氏は、浅煎りコーヒーなら1日に1~2杯飲むのは問題がなく、1日2杯は違和感なく飲んでいるそうです。深煎りコーヒーは、通常より多くのカフェインが含まれているので、適度な量を飲み、飲んだ後の不快感に注意しましょう。 

(翻訳・李明月)