写真は英国議会(Jack Taylor/Getty Images)

英情報機関、中国工作員の議会浸透を警告 「統一戦線当局と連携」

英国の国内治安や情報収集を担う情報機関、情報局保安部(MI5)は13日、中国共産党の代理人が英政界に浸透し、「政治的な干渉」活動を行っていると議会に向けて異例の警告を発した。英BBCを含む複数のメディアが13日伝えた。

MI5は国会議員全員に宛てた書簡で、英国籍を持つ中国系女性弁護士、李貞駒(英語名:Christine Ching Kui Lee)氏は中国共産党中央統一戦線工作部(UFWD)と「密かに連携して活動」していると指摘した。

MI5当局は、李氏と結びつきを持つすべての議員は、同氏と中国政府の関係に「留意」すべきであり、英政界で「彼女は中国共産党のアジェンダを推進する任務を果たそうとしている」と警鐘を鳴らした。

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